記事詳細

【安達純子 健康寿命UP術】健康寿命を延ばすカギはメンタル 人生を楽しんでいる人は脳卒中や心臓病を遠ざける (1/2ページ)

 健康寿命を延ばすには、健康がなによりだが、食事・運動・睡眠を見直して健診数値を改善するだけでは足りないという見方がある。「人生を楽しんでいる」かどうかのメンタルが重要なカギを握るというのだ。

 『人生を楽しんでいる人は歳をとらない』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者で、東海大学医学部血液・腫瘍内科学の川田浩志教授が説明する。

 「2009年に日本の研究グループが発表した報告では、『人生を楽しんでいる意識』の高い男性は、その意識の低い男性よりも、脳卒中や心臓病による死亡リスクが約半分と低い値でした。このような幸福感と健康寿命の延伸は、近年、大きく関係することが明らかになっているのです」

 川田教授によれば、英国の研究グループの報告では、「自分がすることを楽しんで行っている」など4つの項目(別項参照)で「人生の楽しみ度」が高い人は、低い人と比べて、将来的に身体機能に何らかの問題を抱えて日常生活に支障をきたす人が、明らかに少なかったそうだ。

 実際に、川田教授がアンチエイジング(抗加齢)ドックの顧問を務める海老名メディカルサポートセンターで、受診者の幸福度を問診したところ、「高い人」は男性で43%、女性で32%いた。この人たちの96%が、運動習慣を持っていて定期的に身体を動かしていたという。

 「人生を楽しんでいる人は、運動習慣に限らず、エネルギーやバイタリティーに満ち、さらに心身の健康度が高まるのです。人生を楽しめば楽しむほど、病気や寝たきりにならずに長生きできるといえます」

関連ニュース