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【松浦達也 肉道場入門!】ライスもビールも進む! 岡山の“常食”デミカツ丼 (1/2ページ)

 旅先で食事を選べるときは、地元の人が口にする“常食”を選ぶようにしている。

 食は暮らしの根幹を支えるもの。日常の食風景に触れることで、その地域の文化がうっすらとでも見えてくる。

 では岡山では何を選ぶか。とんかつだ。岡山のとんかつは一風変わっている。「ソース」で食べるのは同じだが、そのソースがドミグラスソースという店が多い。

 この食べ方の起源は、昭和初期にさかのぼる。東京のホテルで修行した創業者が岡山で料理店を開店させる際、「ドミグラスソース×とんかつ」というメニューを開発。以来、時間をかけて地域にじわじわと浸透していった。

 近年ではご当地グルメ「おかやまデミカツ丼」として、ラーメン店など多様な飲食店で提供されるようになった。

 他府県にも、兵庫県加古川の「かつめし」、北海道根室市の「エスカロップ」などライスにカツを乗せ、そこにドミグラスソースをかけるご当地グルメは存在する。

 ところが岡山では「ドミグラス」×「丼」という形にとどまらなかった。

 単品や定食のとんかつに、デミグラスソースのかかった品もあるし、似た色の味噌ダレをかける店もある。

 「ドミグラス」「デミグラス」の味わいも店ごとに異なる。多種多様な香味野菜をベースに肉や肉汁、スパイスなどを加え、各店独自の味わいに仕上げていく。

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