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【どこまで分かる その検査】自宅で便採取、郵送で腸内フローラ診断「マイキンソープロ」 (1/2ページ)

 人の腸管には数百種類、100兆個以上の常在細菌が生息している。その多種多様の腸内細菌の分布状態を「腸内細菌叢(そう)」と呼び、細菌の生息のようすが植物のお花畑のようなことから「腸内フローラ」とも呼ばれている。

 それぞれの腸内細菌は共生または競合しながらバランスを保ち、腸内環境を整えている。しかし、バランスが崩れると下痢や便秘、免疫力の低下などを引き起こし、最近では肌荒れ、肥満、糖尿病、大腸がん、アレルギーなどの病気との関連も指摘されている。

 その腸内フローラの状態を調べられるのが、主にクリニックを中心に導入されている「マイキンソープロ」と呼ばれる便検査だ。希望者に実施している「きたやま胃腸肛門クリニック」(東京都世田谷区)の北山大祐院長はこう話す。

 「この検査で何か病気が見つかったり、病気のリスクが分かったりするものではありません。現時点の腸内細菌のバランスの傾向を知り、腸内環境の健康管理に役立たせるもの。ですから大腸内視鏡などの定期検査できちんと腸に病気がないことを確認した上で、腸内フローラ検査をすることが大切です」

 マイキンソープロは箱に入った検査キットになっていて、それを医療機関から受け取り、自宅で便を採取する。キットの中にスティック状の容器があり、その先端に付いた針金状の部分に便を少量からめてフタをする。あとは容器を検査メーカーあての封筒に入れてポスト投函するだけ。すると1~2カ月後に、医療機関に結果報告が届くという検査の流れだ。

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