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【春なのにつらい睡眠障害を克服する10カ条】ゾンビの夢見て寝ぼけて暴れる… 将来に神経変性疾患も「レム睡眠行動障害」 (1/2ページ)

 睡眠中に起こる心身機能の異常を総称して「睡眠時随伴症」と呼ぶが、その1つに、夢を見て寝ぼけて暴れる「レム睡眠行動障害」がある。50代半ばくらいから起こりやすく、レビー小体型認知症やパーキンソン病などのリスクの関連性も指摘されている。杏林大学医学部付属病院・精神神経科の中島亨准教授が説明する。

 「睡眠は、脳が眠る『ノンレム睡眠』と脳が起きている『レム睡眠』を交互に繰り返しています。夢の大部分はレム睡眠中に見るのですが、このとき正常なら体の筋肉は弛緩して動きません。ところがレム睡眠中でも体が動いてしまい、夢で見ている内容のまま実際に言動してしまうのがレム睡眠行動障害です」

 タチが悪いことに、見る夢のたいがいは恐怖感を伴うもの。暴漢に襲われたり、泥棒に侵入されたり、犬やゾンビなどに追いかけ回されたりと、散々な目にあう。そのため手足をバタつかせたり、寝言で怒鳴ったりする。問題になるのは、本人がケガや骨折をするだけでなく、隣で寝ている家族にも危害を与えてしまうからだ。

 「普段の性格では信じられない物言いで罵倒してくるので、家族は最初ビックリします。異常行動中に覚醒しやすく、本人は夢の内容を鮮明に覚えているので、周囲にいたら早く目を覚まさせた方がいい」

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