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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「失敗」》新社会人の方へ。当たって砕けよう (1/2ページ)

 当たって砕ける、という言葉が好きだ。正式には、「当たって砕けろ」だけれど、自分なりにアレンジして、砕ける、の方がしっくりくる。

 なぜかというと私の場合、だいたい何でも1回目は実際に砕けているからだ。表現を変えると、失敗しているということになるだろうか。

 例えば、お目当ての取材先の自宅で待ち伏せをする、いわゆる「夜回り」。せっかく帰宅するところに出くわしても、一言も聞けず、家の中に入られてしまう。玄関のインターフォンを押して、「夜中に何事か」と奥さんに怒られる。

 そういう日は、「当たって砕けた」と苦笑いしながら自分を励ます。

 相手が答えづらいことを質問しないといけない場合もある。人によっては、虫の居所が悪いと、猛烈に怒られる。そういうときは「当たって砕け散る」。

 成功の見込みがほぼなさそうなのに、一記者として取材にチャレンジしないといけないときもある。

 上司もその難しさを分かってくれているから、「当たって砕けてきます!」と半ば自虐的にいざ出発。そうして体当たりして、「当たって砕けてきました!」と帰ってくる。

 しかし、当たって砕けることは悪いことばかりではない。あの取材相手だと、私は砕け続けてしまう。ちょっとアプローチを変えてみようと、仕事の方法を転換するきっかけを与えてくれる。

 当たって砕け続けていると、そのうち、砕けないときも出てくる。そして、的から外れていたものが、少しずつ中心に近づいてくる。やがて中心に当たる。ベースにあるのは、当たって砕けてきた経験の数々。このとき、当たって砕ける精神はついに実る。

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