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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「失敗」》失敗繰り返し…インタビューの極意とは? (1/2ページ)

 先日、会社の採用活動の一環で、パンフレット用のインタビューを受ける機会があった。入社動機や仕事のやりがいなど、質問は事前に連絡のあった内容から大きくそれることはなかったが、終わってみると緊張で背中が汗でびっしょりになっていた。

 さらに恐ろしいことに、自分が何を話したか、頭が真っ白になってよく思い出せない。時間がたってから冷静になり、「ああ言えばよかった」「きちんと伝わったかな」…と不安に駆られた。

 案の定、出来上がったインタビュー記事の原案をもらってみると、「これは誤解を招くかも…」という発言があり、言葉を一部補ってもらうことにした。「インタビュアー」を生業としているはずの自分が、これほど情けない「インタビュイー」だとは思わず、がっくりしてしまった。

 この経験で、新人時代の苦い記憶がよみがえった。

 ある著名人にインタビューさせていただいたときのこと。初めて担当する連載企画で、取材は長時間にわたった。幼少期から、現在の成功に至るまでの話を聞いていくうちに、相手は打ち解けたのか、徐々に冗舌になっていった。聞いているこちらも胸が熱くなるような、面白いエピソードをたくさん聞き出すことができた。

 取材を終え、「これはいい記事が書ける」と興奮気味で自社のデスクに戻り、ノートパソコンを広げた。数日間かけて集中して原稿を書き上げ、上司にアドバイスを仰ぎ、いよいよ締め切り間近-というところで、問題が発生した。

 「発言に記憶違いや、誤解を招く部分があったかもしれない」。取材相手から、こんなメールが届いたのだ。急いで電話をかけて取材した内容を一つ一つ確認し、修正や補足を加えていった。

 当初の原稿を印刷した「ゲラ」は修正を書き込んだ赤字だらけになったが、締め切りには間に合った。当時はただ話を聞き出すのに必死だったが、取材される側の「不安」を払拭できるほど十分なコミュニケーションを取っていたかというと、反省すべき点が多々あったと感じる。

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