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【ドクター和のニッポン臨終図巻】落語家・立川左談次さん、「幕」が下りても遺した笑い (1/2ページ)

★立川左談次さん 

 「Dr.和の町医者日記」と題して、かれこれ10年もブログを書いています。日々の出会い、患者さんとの一期一会、時には医療に対する怒りなども綴ります。

 多忙で数日怠ると、「長尾先生、死んだの?」とコメントが寄せられることも…。そこでふと考えます。もし私が突然死したら、このブログはどうなるんやろ、と。最近は「デジタル生前整理」なる言葉まであるらしいですね。家族に知られたくないことまでネットの中に残ってしまう現代です。

 落語家の立川左談次さんが3月19日に亡くなられました。67歳。食道がんでした。がんを公表したのは2016年8月。左談次さんは、闘病中の日々を隠すことなく、ツイッターで報告していました。以下は彼のつぶやきから。

 「Twitterで病気を公表したら『いいね』『いいね』の嵐で思わず『よかねえやい!』と叫んだ、ってのはネタですからネタ…」

 「抗がん剤治療開始。ナーバスか、足もとはコンバース」

 「大丈夫、命を削る様な気で落語は演って無いから、むしろ寿命というモノを伸ばすために高座に上がっているのだ。ってのも図々しいか(笑)」

 思わずニヤリとしてしまう飄々(ひょうひょう)としたつぶやきの数々。時には、抗がん剤の副作用で髪がなくなった頭のアップの写真も投稿するサービス精神です。

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