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【どこまで分かる その検査】わずか5分で「7項目」測定し結果判明 歯科の最新唾液検査「シルハ」 (1/2ページ)

 予防歯科や歯科治療では「唾液検査」が行われることがある。口の中が虫歯や歯周病になりやすい状態かどうか、治療後の口腔ケアが適切に行われているか、などを調べるためだ。しかし、従来の唾液検査は検体を検査機関に送るため、結果が出るまで時間がかかり、検査項目が多くなれば費用もかさむ。

 ところが最近では、その場ですぐ結果が分かる「シルハ」と呼ばれる最新の唾液検査装置を導入する歯科医院が増えている。どんな検査機器なのか。医療法人徳真会グループ「クオーツホワイトデンタルクリニック」(東京・渋谷)の稲毛桂子院長が説明する。

 「従来の検査機関へ送る唾液検査は精度が高いので、いまでも精密検査として行われます。一方、シルハは一度に7項目が測定できますが、従来の検査のような高い精度はないので簡易的なスクリーニング検査と考えてもらえばいいでしょう」

 シルハの検査で分かるのは、虫歯のなりやすさと関係する「(1)虫歯菌」「(2)酸性度」「(3)緩衝能(酸に対する抵抗力)」、歯周病の程度と関係する「(4)潜血」「(5)白血球」「(6)タンパク質」、口腔内の細菌総数と関係する「(7)アンモニア」だ。

 手順としては、検査の2時間前から飲食やうがいは控える。そして実際の検査時は、受検者は検査キットの洗口用水(3ミリリットル)を口にふくみ、10秒間すすいで紙コップに戻すだけ。あとは歯科スタッフがすすいだ液をスポイトで試験紙に垂らし、検査機器にセットする。測定時間はたった5分で、検査結果が印刷されて出てくるという。

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