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【安達純子 健康寿命UP術】加齢で衰える筋肉量増強に役立つ「アミノ酸」 効率よくとれる食品とは? (1/2ページ)

 高齢になるにつれ、骨格筋の筋肉量が減るサルコペニアや、栄養不足によって身体が脆弱(ぜいじゃく)になるフレイル、運動器官の働きが落ちるロコモティブシンドロームなど、身体を上手く動かせない状態に陥りやすい。それを防ぐには、日々の運動習慣によって筋肉量を増やすことが大切。そして、筋肉量の増加を促す食事も考えたい。

 「筋肉を作り体力を維持するのに役立つのはアミノ酸です。アミノ酸は約20種類ありますが、私たちが身体で作れない必須アミノ酸、とくにバリン、ロイシン、イソロイシンを多く含む食材がお勧めです」と、抗加齢医学の第一人者、東海大学医学部付属病院健診センター長の西崎泰弘教授は話す。

 アミノ酸は、タンパク質を構成する成分。タンパク質は、筋肉やコラーゲンなど体の組織に必要不可欠で、代謝や成分輸送、免疫の働きなどにも関与するため、肉類や大豆など食材からタンパク質をとることが欠かせない。

 タンパク質を構成するアミノ酸は約20種類あるが、体内で合成できない9種類のアミノ酸は必須アミノ酸と呼ばれ、食事から摂取しないと人は病に陥る。バリン、ロイシン、イソロイシンは、必須アミノ酸だ。

 たとえば、鶏むね肉のソテーに湯葉の入った味噌汁、酒のつまみにチーズを少々食べればこの3つのアミノ酸を効率よくとれる。

 「現在、私たちは、ロイシンから体内で生成される“3-ヒドロキシイソ吉草酸(HMB)”に注目しています。HMBには、筋力を造成させる効果があるのですが、代謝途中に出てくることから、脂肪燃焼といった代謝の改善に役立つのではないかと考えています」

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