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【安達純子 血圧を下げる新常識】動脈硬化を防止せよ! 半身浴で柔軟な血管づくり 医師「全身の血の巡りがよくなります」 (1/2ページ)

★血管を鍛える編

 寒い時期は、朝出かけるときに室内外の寒暖差で血圧が上昇しやすい。血管の柔軟性が失われた動脈硬化になると、血圧が急上昇して心筋梗塞や脳卒中にもつながる。では、硬くなった血管の柔軟性を呼び戻すには、どうすればいいのか。

 「血管の柔らかさは、血管の内側の表面をコーティングしている内皮細胞に関係しています。内皮細胞がきちんと働いていれば、血圧が上昇したときの圧力も、弾力性で軽減できるのです。内皮細胞を鍛えることを考えていただきたい」と、東京女子医科大学病院高血圧・内分泌内科の市原淳弘主任教授はアドバイスする。

 内皮細胞は、スムーズに流れる血液が表面をこすることで鍛えられるという。血液の流れが悪いと、内皮細胞は鍛えられないのだ。運動不足で動脈硬化が進んでいれば、そもそも血流は悪くなりがち。しかし、全身を動かすことを意識すると、自然に血液の流れがスムーズになり、内皮細胞を鍛えることにつながる。

 「第2の心臓といわれるふくらはぎや、人間の筋肉で最も大きいといわれる大腿四頭筋を繰り返し運動させることで、全身の血の巡りはよくなります。内皮細胞は、1~2週間で復活しますから、継続することが大切です」

 全身の血の巡りをよくするには、ジョギングやウオーキングもよいが、高血圧の人は寒い時期の屋外で、寒暖差のダメージを受けやすい。そこで、毎日、室内でも血の巡りをよくする習慣を身につけるとよいそうだ。また、膝や腰に痛みを抱えている人には、半身浴を市原教授は勧める。

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