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【中原英臣 あの医療情報 ウソ?ホント!】インフルエンザが大流行 最悪の場合、命にかかわることも…

 今年もインフルエンザが流行する季節になりました。とくに今年の冬は厳しい寒さが続いていることから、インフルエンザが大流行しているようです。

 厚生労働省の発表によると、全国5000の定点医療機関から1月21日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関当たり51・93人となり、統計をとりはじめた1999年以降で過去最多となりました。

 1月28日の時点でも、1医療機関当たり52・35人となり、前週の定点当たり報告数より増えました。全国のインフルエンザ患者数は推計で1100万人を超えました。

 都道府県別にみると福岡県、大分県、埼玉県、神奈川県、千葉県の順に多くなっています。全国で警報レベルを超えている保健所の地域は494カ所とすべての都道府県に拡大し、注意報レベルを超えている保健所地域は55カ所となりました。

 医学的には「感冒」と呼ばれる普通のかぜとはまったく違うインフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起きる病気で、高熱、筋肉痛、関節痛といった、激しい症状を伴い、最悪の場合、命にかかわることもあります。

 インフルエンザウイルスは「A型」「B型」「C型」の三つに分類されています。一般にA型がもっとも症状が重く、C型は症状が軽くてすみます。B型はA型よりも症状が軽くて、37度ほどの微熱ですむことがあります。

 現在、流行しているインフルエンザの特徴は、例年なら2月以降に増えはじめる「B型」が急増していることから、報道では「隠れインフルエンザ」と呼んでいます。そのため、患者さんがインフルエンザにかかったことに気がつかずに登校したり出社して、周囲の人たちに感染させてしまうことがあります。他人にうつさないためにも、軽いかぜと思っても医師の診断を受けるようにしてください。(山野医療専門学校副校長・中原英臣)

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