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【安達純子 健康寿命UP術】ビタミンCで老化の元凶を防ぐ 1日1000ミリグラム、医師「一度に飲むより、少しずつこまめに」 (1/2ページ)

 寝たきりにつながる脳卒中などの病気には、動脈硬化が関わる。それを促進させる要因のひとつに「活性酸素」がある。活性酸素は、酸素がエネルギー代謝で使われるときなどに放出され、コレステロールや体の細胞を酸化し、血管や細胞にダメージを与えるのだ。活性酸素の悪い働きは、老化につながり、がんや生活習慣病などの病気にも関わると考えられている。この酸化を防ぐ一助となるのが抗酸化物質だ。

 「抗酸化物質にはいろいろな種類がありますが、ビタミンCは老化防止に役立つ成分の代表です。ビタミンCは抗酸化力が強く、手軽にとれるのが利点。意識してとるようにしてください」

 こう話すのは東海大学医学部付属病院健診センター長の西崎泰弘教授。2006年、「健康寿命を延ばしサクセスフル・エイジング(=幸せな老後)を実現する」ための「抗加齢ドック」を東海大医学部付属東京病院に開設し、その啓蒙と研究に努めている。

 「ビタミンCを1日600ミリグラムから1000ミリグラムとると、健康に役立つことは研究で報告されています。私たちは1日1000ミリグラムを勧めています」(西崎教授)

 ビタミンCは抗酸化力の強さに加え、アミノ酸やコラーゲンなどの合成・保持に関わるため、不足すると健康を害する。たとえば、中世の大航海時代には、ビタミンCの摂取が極端に少ないことで、皮膚や粘膜などからの出血、体重減少、貧血、傷や病気が治りにくいなどの症状を引き起こす壊血病によって、船の乗組員の命が失われたという。当時は、ビタミンCは発見されておらず、食品の保存状態も悪かった。壊血病のようなビタミンC欠乏症は、珍しいことではなかったのだ。

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