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【大人のクルマ旅】九州「道の駅」巡り 「吉野ヶ里公園」では古代を歩む感覚に (2/2ページ)

 必見は「北墳丘墓(きたふんきゅうぼ)」だ。保存のため本物の墓を建物内に格納している。14基の甕(かめ)棺と出土品が生々しい状態で見られる。広大な公園内を歩くと、古代の人たちと本当にすれ違うような気がしてくる。吉野ヶ里は前にも来たことがあったが、この交通不便なところをゆったり見られるのはやはり九州までクルマで来たおかげだと感じる。

 公園から出て途中休憩したのが「道の駅 吉野ヶ里」だ。ここには「フルーツ工房」がオープン。タルトやゼリーを、展望台で景色を眺めながら食べられる。旅の疲れを癒やしてくれる甘さだった。

 トンネルを抜けて山を下ると福岡市内だ。世界遺産「宗像大社」にも詣でようと思い立ち、九州自動車道に乗り若宮インターで下りる。

 宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、大島の中津宮、陸地にある辺津宮の三社の総称。古くから海上・交通安全の神として信仰されている。車に装着する交通安全のお守りは宗像大社から始まったという。

 近くの「道の駅 むなかた」は九州でも指折りの人気店。新鮮な魚が豊富で、併設食堂もごった返していた。

 「大人のクルマ旅」に道の駅は欠かせない。道の駅をたどりながらののんびり旅は楽しいだけでなく、地元を深く知るきっかけにもなる。

 ■西村晃 定年世代の61歳。NHKアナウンサー、テレビ東京解説委員、ワールドビジネスサテライトキャスターを経て評論家。国鉄全線完全乗車経験あり。出張は飛行機や新幹線が多かったが、「本当の発見の旅はクルマだ!」と自由時間を満喫する旅を提唱。

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