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【教えて!愛先生の漢方相談】毎日朝4時まで眠れずパソコンを見てしまう 愛先生「急増しているテクノストレス、VDT症候群かも」 (2/2ページ)

  最近テクノストレスで悩む人が増えています。パソコンや携帯などのディスプレーを長時間使用することで脳や目や体に過度の負担がかかることをVDT症候群と呼びます。夜中のパソコンは日常的にかなり睡眠の妨げになっていると思います。

 慢性的な寝不足は腎虚を招き耳鳴りをさらに悪化させてしまいます。また、夜更かしやアトピー性皮膚炎をもつ人は、乾燥や炎症などの熱を招きやすく腎虚の中でも腎陰虚(じんいんきょ)という体質になります。そこで2つお勧めの漢方薬を紹介します。

 漢方医学では熱を神経の興奮と考えますが、漢方薬で天王補心丸(てんのうほしんがん)はこの熱を冷ましてくれて不眠の改善をしてくれるものです。加えて、腎の働きも助けてくれます。

 もう一つ、温清飲(うんせいいん)という漢方薬でかゆみの強い皮膚炎に使うものがあります。温清飲には、2つの処方が含まれています。皮膚の炎症を抑える黄連解毒湯(おうれんげどくとう)と血を補い血の巡りを改善する四物湯(しもつとう)という漢方薬です。黄連解毒湯には効能として不眠症も含まれているのでSさんに適しています。

  ありがとうございました。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。

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