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【人とペットの赤い糸】人とペットが共生する“理想郷づくり”で「幸せ創造産業」実現へ (1/2ページ)

 日本は1982年から子供の数が連続で減少する一方、高齢化率は27・7%になり、世界一の高齢化率になっている。また、人口も毎年約30万人ずつ減る人口減少時代に入った。

 ペット関連市場は、犬・猫の数を含めて、70年代から人口増加とともに順調に拡大してきた。しかしながら、犬の数は2008年をピークに残念ながら減少傾向にある。

 ペットフード協会が20~70代の男女を対象に実施した犬猫飼育実態調査によると、猫が前年比2・3%増の953万匹だったのに対し、犬は前年比4・7%減の892万匹となり、94年の調査開始以来、初めて猫の数が犬を上回った。

 犬が減少した要因としては、まだ多くの集合住宅でペットと暮らすことが不許可であることに加え、高齢化に伴い散歩が必要な犬の飼育数や、学校飼育動物の数、犬の繁殖者(ブリーダー)数がそれぞれ減少したこと。さらに犬の販売価格の高騰など、さまざまな理由が推測されている。

 今年は「戌年」だ。これにちなんで、さまざまな製品やサービスが紹介されることが予測されるが、売り上げのみを求めるのではなく、人とペットの真の共生社会(理想郷)を実現することが、人とペットのQOL(生活の質)を高めることになり、ペット関連業界としての生きる道に繋がるのではないだろうか。

 そのためには行政、各種団体、企業、専門家・有識者らが力を合わせて、国内外から視察にきてもらえるような人とペットの“理想郷づくり”を推進することが必要だ。

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