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【マンガ探偵局がゆく】犬が主役のマンガ、「のらくろ」筆頭に様々なジャンル (1/2ページ)

★ミッション(13)犬が主人公のマンガを探して

 今年は戌年ということで、「犬が主人公のマンガを探して」という依頼が年賀状とともにいくつも届いている。まとめてお答えしておこう。

 犬のマンガとしてまず思い出されるのは、戦前の大ヒット、田河水泡の『のらくろ』だ。野良犬の黒吉が二等兵として猛犬連隊に入り、失敗を繰り返しながら出世していくというユーモアマンガ。1931年から月刊誌『少年倶楽部』に連載。看板作品になり、戦後は喫茶店の主人になったのらくろも登場。87年には『のらくろクン』のタイトルでテレビアニメにもなっている。

 少女マンガでは山田えいじの『ペスよおをふれ』がある。57年から59年にかけて『なかよし』に連載され、松島トモ子主演でラジオドラマにもなった。飼い主のユリと離ればなれになった白犬のペスが、ユリと再会するため大阪から東京まで旅をする。途中で、両親を海難事故で亡くしたユリが家を追い出されたり、国際的陰謀団がペスを追ったりという波瀾万丈のドラマだった。

 手塚治虫の『フライング・ベン』、平井和正・桑田次郎の『超犬リープ』などSFタッチのものもおもしろいが、忘れていけないのが、動物マンガの第一人者・石川球太の『ウル』だ。ベトナム戦争の軍用犬として訓練を受けたシェパード・ウルの孤独な旅を描く作品で、76年から『週刊少年チャンピオン』で連載された。石川球太は動物作家・戸川幸夫の原作で、オオカミと犬の混血犬の冒険を描いた『牙王』も有名だ。

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