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【大崎裕史 麺喰いにつき】味噌汁のように毎日食べられるが発想の「豆腐みそラーメン」、600円の低価格は老夫婦の心意気 (1/2ページ)

 所用で茨城県の常陸大宮に行った。初めて行く場所だったので当然その周辺のラーメンを食べて帰りたい。調べてみると「豆腐みそラーメン」というのがある。駅から徒歩圏内なので行ってみた。その店は「中国飯店」という。店名からすると高級中華料理店にも思えるが街の中華屋さんであった。

 東京にある同名店とは一切関係ないらしい。老夫婦2人で切り盛りしていた。田園調布の中華屋さん(閉店してもうないらしい)で修業をして、日立市で独立。今の場所(常陸大宮)に移転して30年くらいと言っていた。

 名物メニュー「豆腐みそラーメン」は創業当時から出しているらしく、他にも「うまか路」(東海村)や「天下一らーめん」(日立市)でも出している。前者は30年くらい前に「中国飯店」の「豆腐みそラーメン」に惚れ込み、味を教えてもらったようだ。後者は修業してその味を学んだらしい。

 「中国飯店」ではメニューのトップが「豆腐みそラーメン」になっており、ほとんどの人が頼む人気メニューになっている。しかも600円とかなり安い。赤と白の2種類の味噌に挽肉などをブレンドして作る味噌ダレがポイントのようだ。

 元々の発想が「味噌汁のように毎日食べられるラーメン」だったので、見た目のインパクトはあるが味に強烈なパンチがあるわけではなく、確かに毎日でも食べられそうで幅広い世代に愛されている。

 お店はまもなく80歳になるというご夫婦がやっているが、過去に2度ほど店を閉めようと思ったことがあるらしく、そのたびに常連さんから「昼だけでもいいから続けてほしい」と懇願され、今は昼の3時間だけ営業している。

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