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【今飲んでるその薬大丈夫?】高年齢ほど飲んでいる人が多くなる降圧薬 「お薬手帳」作り、市販薬でも飲み合わせ確認を (1/2ページ)

 成人の高血圧の基準は世界共通で、収縮期血圧(上)が140mmHg以上、もしくは拡張期血圧(下)が90mmHg以上。ただし、年齢や持病の種類によって適正基準は若干変動する。

 治療の基本方針は、最初は生活習慣(食事や運動)を見直して、それでも血圧値が改善しなければ降圧薬治療が検討される。血圧を下げる薬とは、どんな薬なのか。内科・循環器内科「さかい医院」(神奈川県川崎市)の堺浩之院長が説明する。

 「血圧は、心臓の心拍出量と末梢(まっしょう)血管の血流の抵抗によって決まります。降圧薬は主に、このどちらかに作用する薬に分けられます。利尿薬は体液量を減らして心拍出量を低下させる。β(ベータ)遮断薬は交感神経に働いて心拍数を減らす。Ca(カルシウム)拮抗薬やARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)は血管を広げる作用のある薬です」

 降圧薬の種類は他にも数多くあるが、日本で圧倒的に多く使われるのは「Ca拮抗薬」「ARB」「利尿薬」の3つ。使う薬は患者によって異なり、2~3種類の併用、もしくは合剤が処方されていることも多いという。

 副作用としては、薬の成分がよく効きすぎると「めまい」「ふらつき」などが起こりうる。Ca拮抗薬は「動悸(どうき)」「足のむくみ」「顔のほてり」「頭痛」などが現れる場合があり、ARBではほとんど心配はない。

 「利尿薬は効く人にはとてもよく効くので、血圧が急激に下がると『めまい』がする場合があります。それと糖尿病や高尿酸血症などの代謝系疾患の数値を上げたり、脱水になりやすいので、処方には患者さんを選ぶ必要があります」

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