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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】現代の長生き秘訣は「一病息災」 高齢者が多くなった日本で「無病息災」は死語か (1/2ページ)

 古くからのことわざに無病息災というのがあります。病気がない健康な状態をいうのですが、このことわざのできた時代は、ほとんどの病気が治らないものでした。結核や赤痢は命を落とす病気でしたし、盲腸でさえ不治の病でした。

 また、現在のような健康保険制度も確立していなかったために、一家の中に病人が出ると、その家の経済状態が崩壊するという事情もありました。病気になるということは、本人の命ばかりか、一家にとって災いになるほど大変なことでした。そのため、病気をしないことが第一とされていたわけです。

 ところが、いまではほとんどすべての病気が治る時代になりましたから、無病息災である必要はありません。さらに、日本は世界一の長寿国です。世界保健機関(WHO)が発表した2015年のデータをみても、日本人の平均寿命は83・7歳で世界のトップです。

 このように、高齢者が多くなった日本では、多くの人が高血圧、糖尿病、心臓病といった生活習慣病を持っています。無病息災ということわざは通用しないというよりも死語といってもいいでしょう。

 こうした事実は生命保険会社の変化にも現れています。以前の生命保険会社は糖尿病の患者さんを生命保険に加入させてくれませんでした。ところが、現在では、多くの生命保険が糖尿病の患者さんを生命保険に加入させてくれるようになりました。

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