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なぜ鼻に水が入ると痛いのか? (1/2ページ)

 例えば髪を洗った際、うっかり鼻に水が入り、痛い思いをした人はないだろうか。どうして鼻に水が入ると痛くなってしまうのだろうか? 「教えて!goo」にも「鼻水をすすっても痛くないのに、鼻に水を入れると痛いのはなぜでしょう」と疑問を寄せる声を発見したため、笠井耳鼻咽喉科クリニック・自由が丘診療室・院長の笠井創先生に話を聞いた。

 ■鼻に水が入ると痛くなる原因

 果たして鼻に水が入ると、痛くなるのはどういった理由からなのか? 

 「医療行為として、鼻副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などで鼻洗浄を行うことがあります。その際に用いるのは、体温程度に温めた生理食塩水を主に使いますが、それだと痛みはほとんどありません。つまり、浸透圧と温度が粘膜表面と同じように調整された薬液であれば鼻に入れても痛く感じないということです」(笠井先生)

 痛みの原因は、「浸透圧」と「温度」によるもの。温度は、「粘膜表面」と「鼻に入る水の温度」のこととわかるが、浸透圧はあまり聞き慣れない人もいるのでは?

 たとえば半透膜を挟んで、濃度の異なるふたつの液体がある場合、液体は濃度の高いほうに移動するのだが、このときの圧力の差を「浸透圧」と呼ぶ。それこそ片方が水、もう片方が食塩水の場合、水の方が濃度が低いため、食塩水のほうに引き寄せられる。この時の力が浸透圧である。

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