記事詳細

【栗原毅 サプリで認知症予防&健康長寿】カロリー制限せず遺伝子を活性化させる「レスベラトロール」 細胞の死滅防ぎ、健康長寿へ

 早いものでいつの間にか、9月を迎えてしまいました。

 8月、高齢者の一部医療費の引き上げが行われました。病気になってから治療をする受け身の医療から、自分の健康は自分で守る予防医療の時代に突入したことを意識して、まず、自分の健康に関心を持っていただきたいのです。

 サプリメントも捨てたものではありません。正しくサプリを理解することは、健康長寿に繋がると思われます。今回もレスベラトロールのお話です。

 私たちの身体は、約50兆とも60兆個ともいわれる細胞で作られています。知らぬ間に古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わっています。これは、新陳代謝と呼ばれる細胞の営みです。

 しかし、老化現象が始まると、今、あなたが夕刊フジを読んでいる瞬間にも、細胞がどんどん死滅していきます。細胞の死滅を防ぐことができれば、健康長寿が可能となるわけです。

 実はどんな生物も、細胞の死滅を防ぐ長寿遺伝子(サーチュイン)を持っていることが最近、明らかとなってきました。面白いことに長寿遺伝子は静かに眠っており、働くことはありません。摂取カロリーを常に制限することで初めて活性化するという不思議な遺伝子です。

 しかし、高カロリーの食材が多い現代社会ではとても難しいと思われませんか。

 レスベラトロールが注目されているのは、長寿遺伝子を活性化させる効果が明らかとなったからです。人間誰でも持っている長寿遺伝子を活性化させることで、細胞の死滅を防ぎ、健康長寿へ。夢のような物質ですね。

 レスベラトロールの効果を期待した摂取量を確保しようとすると、サプリメントが現実的でしょう。ぶどうの果皮・赤ワインなどに含まれるポリフェノールの仲間ですが、ぶどうの果皮を、毎日続けることは難しいでしょう。赤ワインであれば、毎日ボトル100本分。とても無理な話です。

 ■栗原毅(くりはら・たけし)医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース