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【終活Q&A】終活は何から始めればいい? ありようは百人百様、一番の事例研究は身近で体験すること

 Q.終活は何から始めればいいのか

 A.親、兄弟、親類といった身近な人の終活に関わるところから始めてみよう。

 これまでさまざまな終活の事例を紹介してきたが、終活のありようは百人百様。一番の事例研究は、身近で体験することだろう。

 「夫婦そろって末っ子なので、親の介護は兄夫婦に任せきりでした。身近な人が老いていくのを目の当たりにしたのは妻のときが初めて。ショックは大きかったですね。心の準備も兼ねて、親の介護に少しでもかかわっておくべきでした」

 妻の介護生活を送るAさんは、こう後悔をにじませる。言葉は悪いが、親のときに予行演習ができれば、受け止め方も違っただろう。その経験を基に、子供の協力を仰いだり、介護施設への入居を検討したりしていれば、負担も軽くできたはずだ。

 「親の介護はなるべく避けたい」というのが偽らざる子の本音だろう。一方、親も「子供に迷惑をかけたくない」という思いを強くする。

 確かに、これが終活のモチベーションになっている部分はあるが、老いや死にはどこかで必ず向き合わなければならない。お互いに面倒くさがらず、終活にかかわり合うことで、老死といった避けがたい変化や不安に対する、準備ができるのではないだろうか。

 葬儀やお墓、財産、遺言、相続、医療、介護、セカンドライフの送り方。終活のあらゆるテーマは親が先行している。自分の終活を考える第一歩として親の終活について話し合ってみてはいかがだろう。

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