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【糖質制限 結局いいのか、悪いのか】中高年世代に朗報!医師「小太りでも健康体なら制限する必要はない」 (1/2ページ)

 ひとことで糖質制限といっても、「糖質は摂らないほど身体によい」という極論から、「糖尿病治療には有効だが糖質をまったく摂らないのは危険」といった意見まで多様だ。後者の代表格として、ゆるやかな糖質制限食を提唱しているのが、NPO法人日本ローカーボ食研究会代表理事で灰本クリニック(愛知県春日井市)院長の灰本元医師である。

 「糖質制限を無視して薬物療法にウエートを置く日本の糖尿病治療は、およそ科学的な姿勢からかけ離れています。一方、糖質の厳しい制限が長期化するほど心血管疾患やがんによる死亡率を高めることも多数の観察研究で報告されている。厳しい糖質制限であらゆる健康問題が解決するかのような考えも危険です」と灰本医師は批判する。

 同クリニックが実践する「ゆるやかな糖質制限食」では、初診時のへモグロビンA1c(HbA1c)に応じて糖質摂取量を設定する。HbA1c7・4%以下の患者なら週4回の夕食のみ、7・5~8・9%は毎日の夕食、9・0~11・9%は毎日の朝食と夕食、12%以上は3食-で糖質抜きというように層別化し、HbA1cの値が下がれば制限した糖質量を緩和していくという方法だ。

 「その効果を調べてみると、重症者(平均HbA1c10・6%、1日平均糖質摂取量309グラム)の場合、1日約160グラムの糖質を減らせば7・5%まで引き下げることができた。例えば、毎日500グラムの炭水化物を食べる人は340グラムまで落とせばよく、それ以上の制限は必要ないのです」(灰本医師)

 また、この方法で内服薬やインスリンの使用量も5分の1程度まで減らすことができたという。

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