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【終活Q&A】遺言書を訂正するには? 5つの要件満たしている必要あり

 Q.遺言書を訂正するには?

 A.遺言書は様式を重んじる。訂正の5つの要件を満たしているか確認が必要。

 全文自筆、日付と氏名を書く、押印をするという遺言書の書き方は周知されてきた。しかし、財産や人間関係など人々を取り巻く環境は時々で変化する。それだけに遺言書を訂正する方法も押さえておきたいところだ。

 「ちょこちょこっと手直しすればいいと軽く考えていたんですが、調べてみると意外と様式が厳格に決まっているようです。自分で直すと漏れがあるんじゃないかと不安になりますね」

 そう語るAさんは60歳のときに自筆で遺言書を作成。65歳で定年を迎え、見直そうと思ったところ、今回の問題に行きあたったという。

 訂正の方法は次の通り。まず訂正したい個所に二重線を引いて消す。そして、そのそばに訂正後の文面を記載する。さらに遺言書に押したのと同じ印を訂正印として押す。ここまでは日常的に使われる訂正の仕方と同じだ。

 しかし、より厳密さが求められる遺言書の場合、さらに訂正個所の脇の余白に「三文字加入、三文字削除」と変更の内容を書き、訂正個所ごとに自分の名前を書かなければならない。全5つの要件を満たして、初めて効力が認められるのだ。

 これだけ厳格な様式を求めるということは、遺言書がそれだけトラブルの元になりやすいということでもある。訂正の際は書式だけでなく、内容もじっくり考えて慎重に行いたい。

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