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【終活Q&A】臓器移植に必要なのは?

 Q.臓器移植に必要なのは?

 A.本人の意思表示と家族の同意。自分で勝手に決めず、家族との話し合いを。

 健康保険証や運転免許証の裏には脳死後・死後の臓器移植の意思表示欄が設けられている。ここに本人の署名があれば意思表示はできるが、実際に臓器移植をするには家族の同意が必要になる。

 「私は脳死後の臓器移植に賛成派なので、自分の署名はしたのですが、妻の同意は得られませんでした。遺体が傷ついてしまうことに抵抗があるようです」

 そう悩みを打ち明けるAさん。同じ理由で臓器移植に賛同できない人は少なくない。

 そうした家族の気持ちへのフォローは、移植する側も細心の注意を払っており、遺体の見た目はほとんど修復される。摘出痕はきれいに縫合してテープやガーゼで目立たないようにカバー。眼球であれば、義眼が入れられる。摘出手術もスピーディーで通夜や葬儀への影響も少ないといわれる。

 メスを入れられること自体に拒否反応を示す場合もあるが、後は根気よく話し合うしかない。服を着て目立たなくなる内臓だけ認めて、目立ってしまう眼球は認めないなど落としどころを模索するといいだろう。

 ちなみに、本人の意思表示がない場合は、家族の同意のみで臓器移植ができるケースがある。もし、どうしても臓器移植をしたくないのなら、その意思を示しておかなければならない。それも免許証・保険証の裏に欄がある。

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