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【終活Q&A】なぜ死亡時に銀行口座が凍結される?

 Q.なぜ死亡時に銀行口座が凍結される?

 A.相続に関わる争いごとを防ぐため。

 金融機関では名義人の死亡を確認するとその口座を凍結する。そこでよくあるのが口座の名義人だったお父さんが死亡して、葬儀費用を下ろせなくなったという困り事。

 「自宅で倒れたので、救急車を要請したところ、近所に噂が立ってしまい、銀行の知るところとなってしまいました」

 こう語るのは、この8月に夫を亡くしたAさん。口座を凍結され、弱り果てた末に、知り合いのところへ金策に走り、なんとか葬儀を出せたものの、最期のお別れがおざなりなものになってしまったと後悔する。

 預金は、名義人が死亡した時点で相続財産の一部になり、相続人全員に関わる財産となる。そうなれば妻・子供が勝手におろすわけにはいかない。実際、この措置が招いたトラブルは意外なほど多いという。その対策が、口座の凍結というわけだ。

 これを解除するには、複雑な手続きが必要で、ただでさえ時間のない葬儀前には相当の負担だ。

 1つには金融機関に内緒で、必要最小限度のみ引き落とす方法がある。前述の通りトラブルの危険性があるから、いつ、いくらおろしたか、公的な控えを残しておくべきだ。

 ほかには金融機関以外の所にいざというときの費用を蓄えておく方法もある。こちらは安全面の配慮が必要だ。

 判断力が欠けてしまう場面だからこそ、普段からの準備がモノを言う。

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