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【終活Q&A】家族の記憶をたくさん残したい 音声や動画などいろいろな媒体を模索

 Q.家族の記憶をたくさん残したい

 A.音声や動画などいろいろな媒体を模索してみるとおもしろい。

 久々に実家に帰ったAさんは、家族で昔のアルバムを出してきて鑑賞会をしたという。

 「今回、はじめて曽祖父の写真を見たのですが、渋くてなかなかいい男なんですよ。それでふと、どんな声だったのか気になったんです」

 なるほど、祖父や祖母の顔は覚えているけれど、その声はというと案外覚えていないものだ。やがては自分も同じように忘れられてしまうのかと思うと寂しい気もする。

 そこでAさんは親や自分の声を残しておくことにした。ビデオメッセージにしてしまうと、かしこまったり、湿っぽくなったりすると思い、日常会話を録音した。そのほうが自然なトーンが残せて正解だっただろう。

 こうした考えはAさんが特別なものというわけではない。

 栃木県の葬祭業者「おおの」は、仏壇や遺影にQRコードをつけ、それをスマートフォンなどで読み込むと音声や動画が再生される「遺伝言」というサービスを打ち出している。写真だけではなく、話す声や動く姿を残しておきたいという需要が高まっている証拠だろう。

 今は写真も動画もデータで保存するのだから、活用の仕方はいろいろ考えられる。特に技術の進歩が著しいITとかけ合わせることで、さらなる発想が生まれてくるかもしれない。これまでとは違う終活の形を模索してみるのもいいだろう。

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