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【寺門夏織 エキサイティング・モード】心優しきレジェンド! いわき平ナイター2日目10R 小嶋敬二選手健在アピール

 2011年の東日本大震災の年のクリスマス、小嶋敬二選手(10R)は、いわき平競輪場に来ていました。選手仲間を集め、無償でいわきの子供たちにプレゼントを配ってくれたのです。これには地元の親御さんたちも、「久しぶりに子供の笑顔を見た」と、大感激でした。

 あれから9年がたち、小嶋選手は50歳。いまだにS級で活躍しています。

 今年2月の当所では、パワフルなまくりで2勝をあげ、健在をアピール。ふた回りも年下の選手を力でねじ伏せ、レース後は、「皆が自分の競走を見て“しびれた!”と言ってくれたけど、一番しびれているのは自分の脚だよ!」と、9年前と同じ屈託のない弾ける笑顔でした。

 近況は、「テオ・ボス(オランダ)、フランソワ・ぺルビス(フランス)、デニス・ドミトリエフ(ロシア)など、外国のトップレーサーたちと連絡を取り合い、この世界的未曽有の危機に、励まし合いながら、どんな練習をしているのか情報交換をしています。こんな時にしかできない有意義なことなので、これがすごくモチベーションにつながっています」と、どんな状況でも前向きに自分にできることを探求しています。

 「今、改めて、走らせてもらえることのありがたさを噛み締めています。無観客でも競輪ファンはきっとどこかで見てくれている。そして、開催に向けての関係者の皆さんの尽力、また何より医療従事者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です」と、何度も感謝の気持ちを口にしていました。

 そんな小嶋選手にエールを送りたいと思います。(フリーアナウンサー)

 ■寺門夏織(てらかど・かおり) 7月14日生まれ。岡山県出身。フリーアナウンサー。2001年から6年間、「SPEEDチャンネル」専属キャスターを務め、現在はフリーで活躍中。レギュラーは、いわき平・松戸・宇都宮競輪CS中継司会。これまで担当した競輪中継はGIも含め700本以上。食べることが大好きで料理講師のライセンスも持つ。楽天的な性格。趣味は海外旅行。