記事詳細

【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】「今まで大変だったね」超人・加藤峻二さんの奥様からの言葉に感涙… 埼玉・ボートレース戸田 (1/2ページ)

 植木通彦氏と巡る24場の旅・戸田編2回目は当地きってのレジェンドが登場だ。

 ■加藤峻二氏(77)

 埼玉支部の超人レーサー。SG優勝4回、GI優勝21回、通算3294勝、優勝120回の輝かしい戦歴で2015年に73歳で引退。

 「戸田のレジェンドといえば加藤さんでしょう。レース成績の素晴らしさに加え、スタート事故が少ない点でも驚異的です。1万4652走して25回のフライングは、私が4500走で25回ですから、いかに事故が少なかったかお分かりでしょう。優勝回数120回を71歳で飾るという最年長優勝記録もお持ちです」

 植木氏は加藤氏とは所属支部が異なるためレース以外では会うことはなかった。だが、2002年の優秀選手表彰式典で会った思い出が強く残っている。

 「私は最優秀選手受賞、加藤さんは特別賞受賞でした。表彰式には、加藤さんの奥様が出席されていて、同じく出席していた私の妻がご挨拶した際、奥様から妻に『今まで大変だったね』とねぎらいのお言葉をいただきました。妻は思わず涙を流し、私も感動しました。妻も偉大なレーサーの奥様からのお言葉はうれししかったのでしょう。私はその涙にプロレーサーとして活躍できる環境の難しさや家族の理解なくしては最優秀選手のタイトル獲得はあり得なかったと思い、妻にいろいろ苦労を掛けてきたことを痛感させられたものでした」

 【狭い戸田での活躍を養成所の指導に生かす】

 植木氏は07年の引退後、理事として08年からレーサー養成所を担当、12年から17年まで所長を務めた。現役時代に戸田を得意コースとした植木氏はその狭いコースを経験したことから、養成所の指導内容を改善している。

関連ニュース