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【新・カジノ情報局】IR候補地の強みと弱み(7) 長崎・佐世保市 「ハウステンボスの立地」がIR実現の大きなポイントに… 交通インフラの整備が課題 (1/2ページ)

 九州IRの第一弾は長崎県佐世保市にあるハウステンボス--。これは九州地方知事会議や九州市長会、知事と経済団体代表らとの意見交換会として設けられている九州地域戦略会議の決議として発表されている。

 早くからIR推進協議会を立ち上げ、IR誘致における基本構想をまとめてきた長崎県・佐世保市を“オール九州”でサポートする体制だ。

 先行する大阪府/市に続けとばかり、長崎県・佐世保市IR推進協議会(長崎県企画振興部IR推進課内)も10月1日、民間カジノ事業者からの具体的な事業コンセプト(RFC)募集をスタートさせた。

 大阪が応募企業や応募グループに求めたスケール感に対し、長崎のものはさすがにコンパクト。それでも予定地のハウステンボスには約31ヘクタールの土地が用意されており、どんな「地方型IR」を展開してくるか、参加各社の腕の見せどころだ。IR整備法の目的の一つが「観光及び地域経済の振興に寄与すること」。初期投資額では大都市圏のIRにかなわなくても、地方創生の考えから「地方枠」が確保される可能性は大きい。長崎はそこに焦点を絞っての参戦になる。

 長崎IR実現の大きなポイントとして挙げられるのが、ハウステンボスの立地だ。これは強みにも弱みにもなる。

 日本の西に位置する九州のなかでも、長崎県はその西の端。おかげで国内IRのどの候補地よりも、東アジアの都市圏から近い。北京、上海、ソウル、そして東京も含め、飛行機で3時間以内で着く東アジア都市人口は8000万人を超える。アジアからのインバウンド客を、九州の豊富な観光資源へ送り込むゲートウェイとして貢献することを目指している。

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