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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】ドラゴン桜「鉄げた世代」くすぐる 男だったら桜木、柔道…

 TBS日曜劇場『ドラゴン桜』は27日が最終回だが、「東大合格」までを描くドラマにこの6月、ちょっとばかりの追い風が吹いた(と筆者は勝手に思っている)。

 6月6日、全米女子オープンで19歳の笹生優花が大会史上最年少優勝。日本女子3人目のメジャー制覇を達成した。その偉業はもちろんだが、今年で63歳になる彼女の父親(先ごろ亡くなられた二枚目俳優と同じ「正和」さん)の二人三脚の英才教育ぶりが話題となった。娘が8歳でゴルフを始めた当初から、彼女の下半身を鍛えるため、ランニングなどの際、両足首に重りをつけさせた。で、そのヒントとなったのが、懐かしや、1960年代末にTBSが日曜夜7時から放送した熱血ドラマ『柔道一直線』。そのなかで主人公の桜木健一が師匠の高松英郎の指導で鉄げたを履き、うさぎ跳びなんかもやっていたように記憶している。実際、筆者も中学生のとき、柔道部の部室にあった鉄げたを履かせてもらったことがある。泣きたくなるほど重かったが、桜木が歌った勇ましいドラマ主題歌は今でも耳に残っている。

 で、学園ドラマ『ドラゴン桜』だが、主人公の阿部寛ふんする元暴走族の弁護士の名前が「桜木建二」。健ではなく建、たぶん長男ではなく次男坊だし、原作漫画を描いた三田紀房がたしなんだのは柔道でなく剣道のようだが、彼も63歳だから「鉄げた世代」には違いない。

 ともあれ、2005年7月期の金曜ドラマ枠で、偏差値30台の高校生を東大に現役合格させるまでを描き、反響を呼んだこのドラマの、今回は続編。あれから15年後という設定で昨年夏に放送予定だった。従来の大学入試センター試験が昨年度から大学入学共通テストに切り替わるタイミングでの「第2シリーズ」だったが、(なぜか)昨年夏は『半沢直樹』(演出・福澤克雄)を放送し、大ヒット。『ドラゴン桜』は、その福澤氏が担当。彼のタッチとカラーとテイストが強くにじむ出来だ。 (新橋のネクタイ巻き)

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