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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】かわいらしい新米判事補・華ちゃんの「リアル日常」空想『イチケイのカラス』

 リーガルエンターテインメントは大好物。5日から始まったフジテレビ月9『イチケイのカラス』は主人公・竹野内豊が「東京地裁第3支部第1刑事部(通称イチケイ)」の刑事裁判官を演じている。しかも、この裁判官がかなりの型破り。20年前の大ヒット月9『HERO』で木村拓哉がふんした「東京地検城西支部刑事部の検察官」とどっこいどっこいのキャラだ。弁護士ドラマは数多いが、刑事裁判官を主人公にした連続ドラマにかぎっては本作が民放初という。ナイスチャレンジだ。

 初回冒頭、イチケイの裁判官&書記官&事務官、計7人を手際よく紹介し、「イチケイのカラス」という8文字のタイトルデザインにタイミングよくつなげ、音楽がかぶさる絶妙感。劇伴も『HERO』と同じ服部隆之だ。たまらず『HERO』の初回録画を引っ張り出して見返した。いやぁ、さすがに舌を巻くほどの出来(初回視聴率33・4%、ビデオリサーチ調べ)と改めて感心。

 『HERO』の冒頭、真っ先に映った顔は東大卒のエリート検事役の勝村政信だった。その勝村が今回、被告に殴打された代議士役でゲスト出演。法廷で真実がバレてもシラを切る彼に視聴者の怒りは爆発寸前。そのとき、合議制の裁判官の1人として法廷に臨んでいたイチケイ着任早々の東大卒エリート判事補の黒木華が、たまらず勝村を怒鳴りつける。一瞬の間の後、「静粛に“裁判官”」と華ちゃんを注意したのが部長裁判官の小日向文世(『HERO』では検察事務官)。こういう見せ場、嫌いじゃない。

 ところで、ちょうど2年前、ここでNHK『サラメシ』のことを書いた。東京地裁で刑事事件を扱っている3年目の女性判事補を取り上げた回だった。黒い法服をロッカーから取り出して恥ずかしげにまとい、かわいらしくポーズ。同僚の女性事務官らとのランチ&おしゃべりタイムもしっかり撮られていた。今回の華ちゃんの「リアル日常風景」もきっとあんな風かな。あの『サラメシ』、再放送希望。(新橋のネクタイ巻き)

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