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【昭和歌謡の職人たち 伝説のヒットメーカー列伝】作曲家・森田公一 深夜でも釣りに行くタフさ培った“青春時代” (1/2ページ)

 作曲家、森田公一の名を世にとどろかせたのは天地真理の『ひとりじゃないの』(1972年)、そして、日本中の中高年が歌った森田公一とトップギャランの『青春時代』(76年)だろう。毎日のようにテレビ、ラジオから流れた。

 アグネス・チャンの『ひなげしの花』(72年)、キャンディーズの『あなたに夢中』(73年)、『ハートのエースが出てこない』(75年)、桜田淳子の『十七の夏』(75年)、ザ・リリーズの『好きよキャプテン』(75年)…。これだけのアイドルの曲をほぼ同時期に作曲し、それぞれの特性を生かした作品作りで見事に大ブレークしている。

 作曲だけでなく、ボーカル、ピアノ担当のトップギャランではテレビや全国コンサートでも忙しい。わずかな休憩も無駄にせず、なんと2000曲あまりのCMソングを作っている。

 眠る時間もないほどの多忙の中、夜遅くに打ち合わせで仕事場に行ったことがある。深夜に打ち合わせが終わったところで、これから釣りに出かけるといわれたときは、言葉も出なかった。すごいエネルギーに呆然(ぼうぜん)としたのを今でも鮮明に記憶している。

 さらには、和田アキ子の『あの鐘を鳴らすのはあなた』(72年)、岡田奈々の『青春の坂道』(76年)、河島英五の『時代おくれ』(86年)なども手掛けている。

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