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【織田哲郎 あれからこれから】韓国カルチャー世界に浸透! 進化するJ-POPに期待 (1/2ページ)

 最近K-POPを聴く機会が多く、いろいろ考えました。日本では、特にこの20年くらいの間に韓国カルチャーが浸透しましたね。男性ヒップホップグループのBTSは米国でビルボード誌の1位、グラミー賞にもノミネートされています。BTSの他にもTWICE、BLACKPINKといった女性グループもとても勢いがあります。

 これがですね、本当によくできているのです。まず彼らは皆、歌がうまいし、ダンスもうまい。そして音楽も、特にアレンジやミックスがいい。音楽的にもスターの生み方という点においても、世界基準による判断で世界的なはやりに合わせつつ攻めてます。

 さて翻ってJ-POPはどうかというと、今現在、J-POPとK-POPのあり方は本当に対照的だと思うのです。

 昭和の時代はヒットチャートに歌謡曲やフォークソングに混ざって洋楽もよく入っていましたが、平成に入ってからは若い人たちがどんどん洋楽を聴かなくなりました。その結果、J-POPのみに影響された人たちが次の世代のJ-POPを作るようになってきたのです。それはある意味、J-POPが成熟したといえる部分もあるでしょう。そうして現在のJ-POPは世界的にかなり風変わりな、ガラパゴス的進化を遂げました。どういう部分が風変わりなのかは音楽的な分析をし始めるとちょっと面倒なことになるのでやめますが、かなり独特な音楽です。

 一方で昔から日本という国は、海外からなんでもかんでも取り入れては換骨奪胎して日本独特の文化に変換してしまうのが得意でした。おいしい飲み物として中国からお茶を持ち帰ったら茶道なんてものにしてしまうし、中国画のコピーから始まったであろう画法も、いつの間にか浮世絵として独特のデフォルメを加えてしまうといった具合です。

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