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【織田哲郎 あれからこれから】ラジオで鍛えた脳内回路 流れた曲を脳内で補完、音楽家人生に大きく貢献 (1/2ページ)

 2017年に『CAFE BROKEN HEART』という曲をリリースしました。この曲はNHK『ラジオ深夜便』という番組で、その月の歌として1カ月間毎晩かけていただきました。ちなみにこの番組は、365日毎晩6時間ほぼ生放送という、なかなかにすごい番組です。その時間帯に1人でラジオを聴いている人が、人生をふと振り返って慈しむような瞬間があってくれるといいなあ、と思いながら作りました。

 私の世代はラジオで最新の曲を知ることが多かったと思います。テレビの歌番組は歌謡曲がほとんどだったので、洋楽や日本のフォークなどの新しい曲を知るのはラジオの深夜放送からでした。

 私は小学生の頃から夜型でしたから、布団の中でこっそり深夜放送を聴いて、ドアーズなんかがかかると「うわぁ、なんか大人の世界だ」と感じたりしたものでした。

 中学生時代の英国生活では、『ラジオ・ルクセンブルク』というヨーロッパの小国・ルクセンブルクの英語放送が当時一番人気で、いつもそれを聴いていました。

 そして帰国して高知で寮生活をすることになるのですが、その頃よく聴いていたのが“レモンちゃん”と呼ばれていた落合恵子さんの『セイ!ヤング』でした。何回かリクエストはがきや手紙(!)を送ったのですが、読まれたことはありません。

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