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【シネマパラダイス】“口立て”演出のこれまでとは一味違う青春映画 「ビューティフルドリーマー」

 日本映画界の鬼才監督たちによる野心的な企画を、若い才能と創り上げていく新レーベル、シネマラボ。その第1弾となる本作は、押井守の脚本を『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が料理する!

 先勝美術大学の校内は翌日の文化祭の準備で、生徒たちの熱気に包まれていた。そんな中、例年通り何も発表しない映画研究部だけは、まったりした時間が流れていた。だが、部長のサラ(小川紗良)が、いわくつきの脚本を映画化しようと言い出し…。

 大筋のみ立て、現場の口頭の打ち合わせで芝居をまとめる“口立て”を用いた演出で、これまでとは一味違う青春映画に。上映時間1時間15分。

 【ホンネ】こたつねこ、巫女(みこ)兼任の養護教諭、青い髪の宇宙人など、不思議な劇中劇だと思っていたら、あっ! と気付いたのは最後の最後…。すてきな青春の一コマをのぞけ、舞台の匂いも感じる作品。 

 ★★★(映画評論家・安保有希子)

 ★5つで満点、☆=星半分

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