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「あざとかわいい」田中みな実はなぜ女性から支持されるのか (1/5ページ)

 いま、「悪女」と聞いて、誰を思い浮かべるだろうか? マリー・アントワネットや則天武后といった歴史上の人物から、最近話題の「あざとかわいい」女子まで。“悪い女”といわれるようなタイプも多様化し、その評価も、ネガティブなものではなくなっている。良くも悪くも、人をひきつける女性といえるのではないか。小説『恐ろしくきれいな爆弾』(小学館)で、“あの人”や“あの出来事”を彷彿とさせる政治家や事件を登場させながら、総理の椅子を目指す46歳の悪女を描いた越智月子さん。痛快“悪女エンターテインメント”を書き続ける越智さんに、悪女の魅力、これからの悪女の条件をうかがった。

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 ◆人たらしは、どのように人の心を盗むのか

 --悪女エンターテイメント3作目となる本作の舞台は永田町・政界です。小泉今日子さんの「現実と物語が頭の中で撹乱され、とてもエキサイティングな読書時間を過ごしました」という推薦文にあるように、現実のあれやこれやを物語として昇華しつつ、福永乙子という恐るべき女性を生み出しました。

 越智:私、田中角栄が大好きなんです。あの昭和っぽくエネルギッシュなところが。「高等小学校卒」で裸一貫から総理にのぼりつめたスピード感もすごいし、金権政治の権化と言われつつも、人情味あふれる素顔はとても魅力的。それで、田中角栄的政治家に隠し子がいたら……という発想から生まれたのが、主人公の福永乙子です。

NEWSポストセブン

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