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コロナ禍に負けず…自主映画を製作 仕事を失ったスタッフや学生ボランティアが集結 入江悠監督「ミニシアターに恩返しがしたい」 (1/2ページ)

 コロナ禍で多くの映画製作が中止や延期に追い込まれる中、『AI崩壊』の入江悠監督(40)が逆境を利用して、題材に制約がない自主映画に挑んでいる。クラウドファンディングと自腹で費用を捻出し、裏方には仕事を失った映画人や映画を志す学生ボランティアが集結。監督は自身を育ててくれたミニシアターに恩返しをと来夏にも各地で上映を目指す。

 「本番いきまーす」

 6日、埼玉県北部の民家で新作『シュシュシュの娘』の撮影が進んでいた。1カットを撮るたびに窓を開け換気を徹底。マスク姿の学生がベテランスタッフの指示を受けて廊下を走り回った。

 舞台はとある郊外の町。女優、福田沙紀(30)演じる25歳の女性が行政にはびこる不正や闇と闘う姿を描く。

 入江監督は、コロナ禍で商業映画と連続ドラマの企画が頓挫し「目標がなくなり、ぽっかり時間が空いてしまった」という。6月、似た境遇の人は他にもいるはずだと、以前から温めていたアイデアで脚本を執筆。出演者を公募すると2500人を超す応募があった。

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