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【シネマパラダイス】2人の男がひとりの女性を愛した…幼なじみの3人を描く「生きちゃった」

 2人の男がひとりの女性を愛した、という幼なじみの3人を描く。香港国際映画祭と中国の映画会社が共同出資し“至上の愛”をテーマに、アジアの監督6人が映画製作。その日本代表が石井裕也監督の本作で、「競う覚悟を持つ俳優だけが集まった」と監督はコメントしている。上映時間91分。3日公開。

 東京近郊の工業地帯。インターネットの古書販売会社で働く30歳の山田厚久(仲野太賀)が帰宅すると、妻の奈津美(大島優子)が見知らぬ男、洋介(毎熊克哉)と不倫中だった。

 5歳の娘は奈津美が引き取って2人は離婚し、厚久は幼なじみでいつか一緒に起業する約束の武田泰(若葉竜也)の部屋に転がり込む。奈津美は洋介と同棲(どうせい)生活を始めるが事故が起き、彼の借金返済のためにデルヘリの仕事を始めるが…。

 【ホンネ】奈津美の不倫を目撃しても、奈津美の両親が娘を連れ去っても、厚久は何も言わない。言いたいことは山ほどあるが、言おうとすると声が出せず、もがいているのだ。言いたいことが言えない体験は誰にでもあるから、目が離せなくなった。(映画評論家・おかむら良)★★★★☆

★5つで満点、☆=星半分

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