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「倍返しより転職しろ」「メガバンクは修羅の世界」半沢直樹にはまる中国人の突っ込み (1/5ページ)

 TBSのドラマ「半沢直樹」が中国でもブームになっている。7月19日に始まった続編は、中国最大の書籍・ドラマレビューサイト「豆瓣(Douban)」で9.4(10点満点、8月19日時点、以下同)の高評価を得ている。サイト内の雑談、質問掲示板には753本のスレッドが立ち、短い感想は2893本、長文の解説・レビューは78本が投稿されている。8月14日には上海で原作の読書会イベントも開かれた。日本では「歌舞伎役者ならではの演技」に注目が集まっているが、中国人視聴者にとってはさまざまな角度から「日本企業」を語る教材にもなっている。

 続編の平均レビュースコアは9.4

 「半沢直樹」は2013年に第一作が放送され、じわじわと視聴率を上げて終盤に社会現象化した。中国ではその前年に放映されたフジテレビの「リーガル・ハイ」(こちらも豆瓣の平均スコアは9.4だ)が人気になり、主演を演じた堺雅人の知名度が向上。堺雅人効果で「半沢直樹」に興味を持つ人も多かった。ちなみに「倍返し」は中国語で「加倍奉還」と訳される。

 7年ぶりに放映される続編は、放映前から大きな話題になったが、中国でも19年から原作者の池井戸潤氏の書籍が「半沢直樹シリーズ」として順次発売され、話題作りに一役買っている。

 中国で人気になるドラマや書籍は、日本特有の「カルチャー」を理解しなくても伝わる推理ものや学園ものが多く、その代表が東野圭吾氏の小説だ。

 半沢直樹は企業ものにもかかわらず、「勧善懲悪」という分かりやすさが、幅広く人気を集める理由だが、その結果として、日本の企業文化に対する衝撃や誤解も視聴者から湧きあがり、SNSやブログで突っ込みと考察が続出している。

ITmedia ビジネスオンライン

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