記事詳細

【シネマパラダイス】日本の食品ロスは世界トップクラス…見れば食に関する考え方が変わるかも 「もったいないキッチン」

 ほとんどの食品に賞味期限が表示され、真面目な日本人は期限を過ぎると食品を捨てる。その結果、日本の食品ロスは世界トップクラス。年間643万トン、国民1人当たり毎日おにぎり1個分を捨てている計算だ。オーストリアの映画監督ダーヴィド・グロスと通訳の塚本ニキが4週間かけて福島から鹿児島まで1600キロを車で走りながら、食について取材するドキュメンタリー映画だ。上映時間95分、8日公開。

 ダーヴィドとニキはまず東京でコンビニのローソンでなぜ食材を捨てるかを聞き、食品ロス問題専門家の井出留美さんと食品リサイクル工場を取材する。そして、東日本大震災で被害を受けた有機農家のネギの安全性を調べ、京都では82歳になる野草料理専門家、若杉友子さんと料理をする…。

 【ホンネ】こんなに食品が捨てられていることに驚く。仏教言葉に由来する「もったいない!」を合言葉に、日本人の食に関する考え方を変えようとする人々に頭が下がる。買ったら食べ切る、上手に保存、割引商品に飛びつかない、など学ぶこと多し。(映画評論家・おかむら良)★★★★

 ★5つで満点

関連ニュース