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【ぴいぷる】穏やかに打って最後に勝つ…女流囲碁棋士・稲葉かりん 写真集も刊行する“囲碁界のアイドル” (1/3ページ)

 「静かな戦いの世界…。これが囲碁のイメージだと思うのですが、実際は激しく精神をぶつけ合う勝負の世界であることを、この映画を見て少しでも理解してもらえれば」

 21歳の若き女流棋士が熱く語る映画のタイトルは「鬼手」。家族を奪われた棋士が復讐のために厳しい修業を積み、対局に命を懸ける異色の囲碁映画で昨年、韓国で大ヒット。7日から日本で封切られると聞き、囲碁棋士としてPR大使を買って出た。

 人気漫画が原作の「3月のライオン」や「聖の青春」など近年、将棋を描いた邦画が相次いで製作されていることに対し、「若い世代に将棋への関心が広がっているのがうらやましい」と語る。一方で「なぜ囲碁を描いた日本映画が作られないのか。それがとても悔しくて…」とPR大使は嘆く。

 NHKの人気番組「囲碁フォーカス」の解説者を務め、写真集も刊行。“囲碁界のアイドル”と呼ばれるが、「人気を高めるために自分は何をすべきか」を常に模索していると言う。その愛くるしいルックスに反し、内面は硬派だ。

 囲碁を始めたきっかけを聞くと、笑いながら教えてくれた。

 「5歳の誕生日プレゼントに、ミニ碁盤を買ってもらったんです。アンパンマンのゲームを買うためにおもちゃ屋へ行ったのですが、碁盤の方に興味が移ってしまって。母からは『本当に碁盤でいいの?』と何度も聞かれました」

 父と一緒に囲碁のルールを勉強する内にめきめきと上達し、「数カ月後には父を打ち負かしていました」と言う。

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