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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び》大河ドラマの続きが気になる (1/2ページ)

 コロナ禍でストップしていたテレビドラマが動き出した。当初4月にスタート予定だったTBS系の連続ドラマ『半沢直樹』は19日に初回が放送され、平均視聴率は関東地区で22・0%、関西地区で23・3%(ビデオリサーチの調べ)。近年、民放の連続ドラマで初回視聴率が20%を超えるのは珍しく、好発進となったが、私自身は『半沢直樹』以上に、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の再開を心待ちにしている。

 子供のころから戦国モノの大河ドラマが好きで、中断の穴埋めとして放送されている過去の戦国大河ドラマのプレイバック番組も、それなりに楽しんでいるけれど、長谷川博己が演じる明智光秀のその後を早く知りたい。

 そんな気持ちが募って思い出したのが、三浦綾子著『細川ガラシャ夫人』だった。戦国大名・細川忠興に嫁ぎ、のちに「ガラシャ」という洗礼名を得た光秀の娘、玉子の生涯を描いた物語。キリスト教信仰に根差した作品を多数残した三浦綾子が初めて手掛けた歴史小説としても知られる。昭和48~50年に雑誌「主婦の友」に連載されて単行本となり、61年に新潮社から文庫化された。新潮社によると、文庫判は『麒麟がくる』の影響で部数を伸ばし、4月に増刷がかかって56刷、上下巻合わせて約109万部に達しているという。

 玉子の生涯を描いた作品だが、物語の前半は父である光秀の人間性にも光を当てている。『麒麟がくる』のストーリーとも重なって、大河ドラマが中断している今こそ、読むのをお勧めしたい名著だ。

 私が気に入っている場面は、光秀が玉子に、人間として大切なことを諭すシーン。