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【シネマパラダイス】山崎賢人がゲス男を熱演、松岡茉優の絶妙な演技も 「劇場」

 又吉直樹の同名小説を「ナラタージュ」の行定勲が映画化。演劇界で成功しようともがく前衛劇団主宰の青年と、そんな彼をいちずに愛する女性の異色のラブストーリー。主演に山崎賢人と松岡茉優。共演に寛一郎、伊藤沙莉。2時間16分。17日公開。

 上演舞台が酷評され、劇団も解散状態、厳しい現実を前にもがく永田(山崎)は、ある日、同じスニーカーを履く沙希(松岡)に声をかけ、やがて付き合うように。沙希は永田の夢を応援し、献身的に支えるが。

 【ホンネ】沙希を傷つけることで威信を保つゲス男を山崎が熱演。その徹底したゲスぶりがおかしく、つい噴き出してしまう。そんな肥大した自我に、嫌だが共感する表現者は多いハズ。献身的過ぎる沙希を演じる松岡も、相変わらず絶妙な演技。最後は不覚にも落涙、甘苦い愛の残滓(ざんし)を堪能!(映画評論家・折田千鶴子)★★★★

 ★5つで満点

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