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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「自称SP」 予算削減で乱発…スペシャルな感じもまったくせず (1/2ページ)

 最近やたらとテレビに増えたもの、それは「2時間SP(スペシャル)」。2時間どころか、3時間、4時間と超長時間のものも含め「自称SP」をよく目にしませんか? なにせ毎日のように、どこのチャンネルでも2時間SPだらけですから、すでにスペシャルな感じはこれっぽっちもいたしません。「スペシャルだ!」と局側が一方的に名乗っているだけなので、あえて「自称SP」という造語を私が作らせていただきました。

 新型コロナの問題でロケができなくなって「自称SP」が増えている側面もあるので、そのへんは許してあげたいのですが、それにしても乱発しすぎです。かつては、ゴールデン・プライムの番組を、改編期・期末期首(春や秋)に長時間やって、特別感のある豪華な海外ロケなんかをして盛り上げるために編成されたSPですが、そのうち「番組が長い方が惰性で見続けてくれるんじゃないか」ということで年中多用されるようになりました。

 そして、最近では悲しいことに、予算削減のために乱発されるようになっています。せっかく頑張って出演者を集めてスタジオ開いたんだから、できるだけ長い時間放送して枠を埋めた方がおトクですよね? 的な感じで、節約のために行われている(あるいは好意的に解釈すると「働き方改革のために」行われている)ニオイがするSP番組の多いこと多いこと。

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