記事詳細

まるで謎解きミステリー! コンゴ舞台に国連事務総長“暗殺”に切り込む ドキュメンタリー映画『誰がハマーショルドを殺したか』18日公開 (1/2ページ)

 ドキュメンタリー映画と聞くだけで、つまらないと門前払いしていないか。まるで謎解きのミステリーのように面白いドキュメンタリー映画が上陸する。サンダンス映画祭で監督賞を受賞したことからもその面白さがわかるだろう。18日公開の『誰がハマーショルドを殺したか』がそれ。

 ダグ・ハマーショルドといえば、スウェーデン出身の第2代国連事務総長。1961年9月18日、アフリカ・コンゴの動乱調停のためチャーター機でコンゴの空港を飛び立ったが、ザンビア上空で墜落事故を起こし搭乗者全員が亡くなった。

 当初から暗殺かと憶測を呼んだが、米ワシントン・ポスト紙によれば「冷戦時代最大の謎」とされ、現在でも原因不明とされている。当時のコンゴは米ソの代理戦争の場であった。

 この未解決事件にデンマーク人ジャーナリストで監督のマッツ・ブリュガーと調査員のヨーラン・ビュークダールが、7年の歳月を費やし真相に迫った。調べれば調べるほど幾多の謎が浮かび上がる。口を閉ざす関係者に調査は行き詰まったかにみえたが、南アフリカ海洋研究所(SAIMR/サイマー)という秘密の傭兵組織の存在に突き当たる。

 この組織にはCIAやMI6などが資金提供していたとも。そしてキース・マクスウェルという謎の医師が黒人貧困街で医療行為を行っていたことを突き止める。「ワクチンと称してHIVを蔓延(まんえん)させ黒人を滅ぼそうとしていた、ヒツジの皮をかぶった狼だった」との証言を、元サイマーの工作員から得る。

関連ニュース