記事詳細

【シネマパラダイス】低予算でも工夫・演出で恐怖と緊張感を倍増! 「透明人間」

 『ソウ』シリーズの脚本家リー・ワネルが監督、脚本、製作総指揮を務めたサイコスリラー。

 富豪の天才科学者エイドリアン(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)に束縛されていたセシリア(エリザベス・モス)はある夜、計画的に脱出。

 その後、エイドリアンが自殺し、莫大(ばくだい)な財産の一部が彼女に残された。しかし、そこから彼女の周囲で不可解なことが起こり出し、命の危険を感じるようになる。

 700万ドルの低予算だからこそ、工夫と演出で恐怖と緊張感を倍増。上映時間2時間2分があっという間。10日公開。

 【ホンネ】そこにいるのに周囲に信じてもらえない虚無感と孤独感、見えない者を倒そうとする狂気。それらすべてを表現するモスの演技が素晴らしい。まさか精神科の病棟までとは! これまでさまざまな透明人間があったが、1、2を争う秀作。(映画評論家・安保有希子)★★★★

★5つで満点

関連ニュース