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【壇蜜のもっとハァハァしてる?】仁義通せる者でいたい 厚意には必ずお礼…ですね (1/2ページ)

★其ノ参百参拾七

 絵本が好きな子供でした。何冊かお気に入りの本はありましたが、特に「どうぞのいす」というお話が大好きで、よく親に読んでもらったものです。

 「どうぞのいす」は森に住むウサギが作った憩いの椅子で、「どうぞお座りください」という意味でした。ドングリをカゴいっぱいにつんだロバが、その椅子の第一発見者で、「どうぞというなら…」とカゴを椅子に置いて近くの木の下で昼寝を始めました。

 そこから物語は始まり、ロバの昼寝中にいろいろな「どうぞ」が展開していきます。ロバの荷物置き場としての解釈から始まり、「どうぞ」が「椅子の上のドングリをどうぞ」になって、「どうぞというなら…」とドングリを食べた熊が代わりにハチミツを椅子の上に置いて…と、どうぞといわれたら遠慮なく…でも後の人のために自分も何か置いていきましょう、という動物たちの優しい気持ちがつながっていくお話が大好きでした。話に出てくるハチミツや焼きたてパンの描写にはおなかが鳴りそうでしたが。

 椅子の上に置かれた善意を素直に遠慮なく受け入れ、それでも「あとの人がお気の毒」と何か自分のものを分けて、置いていくという気持ちはいつでも持っておきたいなと今でも考えます。

 遠慮がないことを「ずうずうしい」と捉えられたこともありますが、善意にあずかりたい気持ちは嘘をつかないほうがいいかな…と曲げずに踏ん張っています。素直に受け取ってお礼でちゃんと返すという仁義は通せる者でいたいです。

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