記事詳細

【酒井政利 時代のサカイ目】エンタメ界で大きな意味をなさなくなった「ジャンル分け」 多様化時代に求められる「実力と発想力」 (1/2ページ)

 エンターテインメントの世界では、もはやジャンル分けが大きな意味をなさなくなってきた。歌手、俳優、声優、ダンサー、お笑い…と肩書は、区分け程度に過ぎない。

 城田優は俳優の肩書を持つが、ミュージカルのステージでも圧巻の歌唱力で観客を魅了する。作詞作曲も手がけ、GLAYのTERUが歌唱し、HISASHIがギターを担当した『それでも』を配信、注目を浴びた。

 『それでも』は一度スタジオで作業したが、コロナ禍の影響で95%をリモート制作。それをプラスに捉え、「離れた場所にいてもあれだけのクオリティーを追求できることが証明できたので、この状況をきっかけに音楽制作の可能性がさらに広がった」のではないかと語っている。

 その彼が今秋、J-POPカバーアルバム『Mariage』をリリースする。これも自粛の影響で制作が途中で止まってしまい、発売延期を余儀なくされた。

 「制作の時間が延びた分、完成度も追求できるプラスな面もあった」とやはり前向きだ。

 収録曲で平井堅の隠れた名曲『even if』が配信が始まり、甘く艶やかで伸びのある声が注目されている。

 「15歳の頃からカラオケでよく歌ってきた曲」というだけあって、平井とは違う表現力で聴き手をぐいぐいと引き込む。切なくも甘い大人のラブソングは、聴き手をその主人公になったような気持ちにさせる。

関連ニュース