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【シネマパラダイス】アントニオ・バンデラスがカンヌで主演男優賞を受賞した作品「ペイン・アンド・グローリー」

 「オール・アバウト・マイ・マザー」などのスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが主人公に自身を色濃く投映させた人間ドラマ。主演のアントニオ・バンデラスが、2019年のカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞。1時間53分。19日公開。

 体調不良で引退同然の生活を送る映画監督サルバドール(バンデラス)は、昔の作品の再上映の連絡を受ける。演技を罵倒し、絶縁状態を続けてきた主演俳優を訪ねたサルバドールは彼と和解。彼にもらったヘロインで亡き母の思い出に浸り始める-。

 【ホンネ】毒含みのユーモアとパンキッシュさを身上としてきたアルモドバルも70歳。世界的に高く評価された本作の味わい深さが、個人的にはパンチ不足で少し残念な気も。ただ初めて性に目覚めた強烈さ、その逸話がラストにつながるステキさには心が躍った!(映画評論家・折田千鶴子)★★★☆

 ★5つで満点

 ☆=星半分

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